ビタミンDは100年近く前に発見されてからビタミンの一つと考えられていましたが、近年ステロイドホルモンの一種であることが判明し、研究も急速に進んでいる栄養素です。つまりビタミンDは、女性ホルモン(ex.エストロゲン)や男性ホルモン(ex.テストステロン)と似た構造を持つ物質で、非常に重要な働きを持っていることがわかってきたのです。他のビタミンとは格が違うといっても良いこの重要な働きをするビタミンD、もっと深く知りたいと思いませんか?
ビタミンDは各細胞の遺伝子のスイッチのオンオフを制御していたり、免疫システムを活性化させバクテリアやウィルスを殺すペプチドを生成する役割も担っています。
冬にインフルエンザや風邪が流行するのも、日照時間の短さによるビタミンD不足が関係しているという論文も発表されています。また、ビタミンDは体内で天然の抗生物質を作るきっかけに必要な物質とのことですので、2020年早々に流行したコロナウィルスなどの対策にも有効と言えそうですね。
また、ガン予防での研究も進んでおり、世界中の多くの研究でも、日光を浴びる時間が長いほど(ビタミンDを多く生成するほど)、一部のガンの発生率が明らかに低くなっていくことがわかってきたそうです。
ビタミンDは骨や筋肉の生成以外にも、特定の遺伝子の発現をコントロールしたり、細胞の機能の維持・成長に役立つ働きをしていたことは本当に驚きます。
ヒトのもつ2万個以上の遺伝子のうち、少なくとも200以上の発現を増加させることが知られているそうです。
年齢を重ねるにつれ、日光を浴びることでのビタミンDの合成力は落ちていくそうです。高齢者の骨密度が薄くなり骨粗鬆病になるケースが多いのも納得と思います。特に更年期を過ぎた女性の方は、女性ホルモンの分泌が減っていくと共に、ビタミンDの合成力も落ちていきます。(女性ホルモンは腎臓でビタミンDがつくられるのを助ける働きもあるため)
また、女性ホルモンやビタミンDは、睡眠のバランスを整えることにも関わってきます。年を取り眠れない時が増えている方も多いのではないでしょうか。眠れないことでうつ病の発生リスクも高まりますし、様々な精神の不安定要素にもなってしまうのです。良い睡眠こそ、美容と健康の最大の栄養なのです。
更年期対策で女性ホルモンの補充を検討されている方もいらっしゃるかもしれませんが、それと同様に、ビタミンDの日々の補給も、健康かつ若々しい体と明るい気持ちをキープするには必要なことなのです。
こちら(コンテンツ3)でも詳しくお話しましたがおさらいです。
人間の皮膚は、直射日光を浴びるとビタミンDが生成される構造になっています。
ただし、直射日光には紫外線が含まれていますので、浴びすぎには気をつけたいところです。シワやシミ、ガン細胞の生成など、悪影響を及ぼす可能性もあります。
やはり、食事あるいはサプリメントでの補給が効率も良くおすすめです。
食事から摂取する場合は、魚類のイワシ、サンマ、シラス、鮭、マグロなどが挙げられます。丸ごと内臓も食べられる魚も効率が良いです。
その他には、キノコ類のしいたけやきくらげもビタミンDが豊富です。
食事で毎日ビタミンDの必要量を摂取するのが難しい方は、サプリメントで補うことをおすすめします。
1日に必要なビタミンDの摂取量の目安は、男女ともに成人で5.5μg(0.0055mg)と言われています。
この数字はさほど難しくないとも言われますが、都会での外食中心の食生活や、好き嫌いがはっきりしている方は不足しがちです。そんな時はサプリメントの摂取を検討いたしましょう。ビタミンDは、美容・健康維持、さらには健康長寿に、とてもおすすめの成分であることはご理解いただけたと思います。
ここでは、美容・健康維持に良いとされるビタミンDの影響や摂取量についてご紹介しました。
ビタミンDはその成分そのものが必要というより、体に必要な遺伝子の働きやホルモンの生成に役立つ、言わば縁の下の力持ち的存在です。ビタミンDは、体のメンテナンスや健康維持に欠かせない成分ですので、サプリメントなどで意識的に摂取していきましょう。
当サイトでは、ビタミンDに関する美容・健康コラムを他にも掲載しております。おすすめビタミンDの話はこちらもどうぞ!
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